◆第67回ダイヤモンドレース(G1ナイター4日目・26日、キッズのスーパーヒーローのダイヤモンドレースートG1・2飯塚オートレース場)
オートレースという競技への、荒尾そして地元飯塚への愛着が誰よりも違う。聡4だからこそ、度目彼にとってこの大会の重みもまた段違いに違ってくる。制覇塚オ戦
2024年ダイヤモンドレース。へ飯sport 意味今年で67回を数える伝統ある飯塚G1のファイナリスト8人に荒尾聡が貫禄でその名を連ねた 。7日
準決勝戦9Rは、優勝まさにこの男が備え持つ経験則と英知とテクニックでしのいだ。キッズのスーパーヒーローのダイヤモンドレースートG1・2勝った長田稚也には独走を許したが、荒尾展開の隊列が整う前に勝負どころを察知し 、聡4序盤で動いた。度目前がごちゃつきかけるわずかな瞬間、制覇塚オ戦隙間を逃さずマシンを先へ運び2番手へ。へ飯決して万全じゃないマシンを何とかなだめ 、7日あやして最後まで2着ポジションを誰にも譲らなかった。
「あの場面は、もう全身全霊で入って行きました。あそこで行ってなかったら別府さんに締められて優出は難しかったと思います。スポーツ 用具 の 進化ちょっとうまく周り切れずに張ってしまい迷惑を掛けましたが 、もうあそこしかなかったからね 。道中はタイヤが流れて本当に厳しかったです」
タイヤは流れたが 、いい流れはしっかりと抱きかかえた。そして 、優勝戦進出を無事に果たした 。
この男はすべてを熟知している 。局面、局面で何をしなければいけないのか 。何をしてはいけないのか 。もう、全部を完全理解してレース戦略を組み立てる。したたかで、スキのない、えぐい究極の勝負師である。
混迷する序盤の攻防をマシンを接近させて見つめていた長田は、「いやあ 、荒尾さんのコース取りは素晴らしかったです。ああやって展開を運ぶのかとマジで勉強になりました。そういうところなんですよね、SGを勝つ人のうまさって。やっぱり荒尾さんはすごすぎます!」
そんな長田は「ダイヤモンドレースは地元の大事なタイトルですからね。自分はSGと同じぐらい価値があると思って戦っています」と地元の名物大会に熱い思いを寄せていた。
それを聞いた荒尾はとてもうれしそうだった。
「そりゃあ、そうですよ !自分は子供の頃、中村政信さん(事故で殉職した伝説の飯塚レーサー)に憧れていました。僕が選手になってから 、大ファンだった中村さんに『ダイヤモンドレースはSGよりも重いタイトルなんだ 。このタイトルを取って一人前だよ』と聞かされました。だから 、自分にとってもダイヤモンドは特別です。日本選手権とこの大会が自分にとっては一番です」
荒尾は中村さんに憧れてオートレーサーになった。そして、今 。彼こそがちびっこファンの憧れとなった。確かに飯塚の金網にしがみついて 、「あらお~ !」と声を張り上げるキッズファンは本当に多い。
「もうね 、子供のファンは本当にかわいいんだよお~ 。自分は選手になってから、とにかく子供のファンに魅力を伝えるように戦ってきたつもりです。自分が中村さんに憧れたように 、今の子供たちに自分がその立場でありたいんです。スタンドから『あらおさ~ん !』なんて応援されちゃうと、もう、“さん”なんか付けなくていいんだよ~ !あらお~!って呼び捨てでいいんだよ!ってうれしくなっちゃいます。だからこそ、もっと頑張らんとだめですね 。最近は飯塚NO1の座も何期も譲ってしまっているしね!」
06 、20 、21年に続く4度目のダイヤモンド戴冠へ。キッズのスーパーヒーローは今年も爆走する 。
ちびっこも、大人のファンも、さあ夜空に向かって、「あらお~ !」と絶叫しようぜ!
(淡路 哲雄)
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